黒ギャル女将の莉愛さん

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20ページの単話

20ページの単話作品で、価格は330円。紹介文によれば、料理と着物が好きで小料理屋を一人で切り盛りしている莉愛が主人公。常連客の神崎に助けられたことから好意を抱くが、相手は既婚者だった、という設定である。

相手が既に家庭を持っているという前提があり、紹介文でも「叶わぬ恋」「ビター」と表現されている。単純に関係が成立する話ではないことが事前に示されている。

作者の作風の幅

作者のこーりは甘い調子の単話を多数出しているが、本作のように後味に苦さを残す作品も書いている。同作者の他作品を読んで甘い方向を期待すると、この作品は毛色が違う。

相手が遠くへ引っ越すことを知って想いを伝える、という展開が紹介文で示されている。区切りのある関係を描く構成である。

こんな読者に向く

成立しない関係や、切なさを含む作品を求める人に向く。逆に明るい読後感を期待する場合は、同作者の他の単話のほうが合う。

20ページ・330円と試しやすい価格である。作者の作風の幅を知るという意味でも、甘い作品と併せて読むと違いが分かる。

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